各地で会えるイルカ・クジラ
大方町のニタリクジラ

高知には、『土佐の一本釣り』の歴史があります。カツオの群れを探し、群れの中でカツオを一本づつ釣り上げるという豪快な漁です。ご存知の方も多いと思いますが大方沖、土佐湾で見られるクジラは、ニタリクジラでこのニタリクジラの主食とカツオの主食が同じイワシなのです。ですから沖合いで、ニタリクジラとカツオの群れとが遭遇することが頻繁にあり、尚かつそこへカツオ船もやって来ます。
カツオ船は、クジラ目掛けて船を突っ込んで釣りを始めます。クジラは、イワシを自ら集めることも出来ますし、イワシは、クジラが近くにいることで密集しパニックになるのです。ですからクジラの周りには、イワシのかたまり(餌床という状態)が沢山出来ます。それは、カツオにとっては好都合で、カツオを追っているカツオ船にはそれ以上都合の良い状態なのです。カツオ船は、夢中でイワシを食っているカツオを 釣り針だけの竿を投げ入れ次々と釣り上げるのです。
カツオ船がクジラに突進して行く姿を見ると一見、クジラを痛めつけているのではな
いか?と錯覚してしまいがちでウオッチング関係者、或いは、ウオッチングファンの皆様にとっては、ある意味ショッキングな話ではありますが 彼らは、クジラから受ける恩恵、共存共栄という意味では、クジラの行動、生態を知り尽くしたスペシャリストであり、クジラを愛する人々でもあるのです。
2004年は、ニタリクジラの捕食の姿が多く見ることが出来ました。また、カツオ船と出逢う機会も沢山ありました。大方町又は、高知県でウオッチングの機会があってもしかカツオ船に出逢うことがあ
りましたらこの話を少し思い出していただければと思います。
投稿者 るき : 更新2005年03月02日, 01:17